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 ケータイで執筆すると、画面が狭いので全体の流れとかいろいろ分かりにくい(←
 帰ったら編集&格納しなおします。 格納済み。
 ウィルトを喋らせるのは楽しいのですがなんだか難しいです。慣れの問題ですかね。

◆へきさんの絵茶にお邪魔してきました。
 絵茶も久しぶりだしペンタブ真面目に持ったのも久しぶりだった……そしてタカミンの書き味異様によかった(笑
 また機会があったら是非!
 らくちゃのレンタル切れる前にうちでもまたやりたいな……。



  ++―――++

「ウィルはどこまで本気なの」
 腕を掴まれ振り向いて、まず浴びせられた言葉がそれだった。
 はて、とウィルトは首を傾げる。
「フィンちゃんは一体俺の何を疑っているんだい」
 ぐ、と彼女は唇を噛んだ。自分を見上げるエメラルドがじわりと滲む。意思の強い瞳を、何故に彼女は揺らしているのか。
 馬鹿みたい、とフィオナは呟いた。呟いてうつむき、もう一度。
「馬鹿みたい。私だけ舞い上がって」
 手に力が込められて掴まれたままの腕が痛いのだが、声に出すのはやめておいた。
「舞い上がる?」
 代わりに音にした問い。
「なんだいフィンちゃん、意図が読めないよ。俺が何か君の機嫌を損ねるようなことを言ったかい?」
「ウィルは、」
 被せるように名前を呼ばれて、ウィルトは黙る。
「―――どこまで、本気なの」
 振り出しに戻った。
 少なからず辟易してきたウィルトが溜息をつく前に、「ウィルは」と更に言葉が続く。
「私のこと、可愛いって言ってくれるよね。美人だって。ねぇ、私は嬉しいの。ウィルに言われて、ウィルに言われるから、嬉しいんだよ」
 それは知っている。言えばその頬が朱に染まることに、視線が逸れることに、口数が減ることに、この俺が気づいていないとでも言うのか。
 暫し沈黙が続いた。言葉を選んでいる沈黙を邪魔するのはよくないと思って、ウィルトは辛抱強く待つ。
「―――ウィル」
 ぎゅ、と更に力の入る手。
「私は―――ウィルの、何?」
「特別」
 間髪入れずに答えた一言に、フィオナはきょとんとした顔を上げた。
「特別。フィンちゃんは俺の特別。俺が君以外に可愛いなんて言うと思うのかい?」
 だとしたら心外だが、こちらを見上げるフィオナの顔が少しずつ晴れてきたのを見受けて、それには触れないことにした。
「……、手。痛いから放してくれると嬉しいな」
「あ……、ごめん」
 ぱっと放された手を今度はウィルトが掴んで、そのまま体ごと引き寄せる。
 抱きすくめたその耳元で、フィンちゃんは、と囁いた。
「フィンちゃんは俺のものだ。昔からそうだったろう、言葉にしないとわからなかったのかい?」
 勝手なこと、と腕のなかで声が上がる。震える声に、無意識に金糸を撫でた。
「ウィルはいつも勝手だよ。そんなのわからないってば」
「それは悪かったね。異議があるなら聞くよ?」
「……、ないわよ、ウィルの馬鹿」
 背中に腕がまわされた。それを感じて、ウィルトは思う。
 そうか、言葉にしていれば、もっと早くにこうなったのか。

  ++―――++

 いつか使いたいなーとは思っているけど、使い所がわかないから公開しちゃえ(←
 ウィルトの言葉にはしゃいでは本心が読めなくて不安に思うフィオナと、自分の気持ちにもフィオナの気持ちにも気づいていて、だからこそ何も言わないウィルト。
 お互い気持ち伝えてからも、この微妙な距離感のままなんだろうなぁ。というか、二人にはこの距離が一番幸せなんだと思う。で、たまにものすごい思い違いがあって、大喧嘩するの(笑
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