浮上してみました架です、絶賛教育実習中にございます。
中学校に行ってます。去年の小学校と違って母校実習なので、妹を知ってる子がいたり、妹を教えてた先生がいたり、むしろ私が教わった先生がまだ残っていたり、習字で教えてる子がいたり、なんだかいろいろと大変です。
校舎は変わっていなくて、けれど教室の配置が変わっていたり、生活している生徒たちが違ったり、私の机は職員室にあって、懐かしいような、新鮮なような。
小学校の先生とはやっぱり違います。どちらも激務です。先生の個性も違います。こどもたちも違います。十人十色とはよく言ったものです。
こどもたちは、にんげんは、ひとりひとりちがうんです。
こちらの予想を簡単に裏切ってくれます。斜め右上だったり、左上だったり、真横だったり、3歩先だったり、ほんとうにおもしろいです。話すたびに新たな発見があります。
小学生と違って最初は距離を置いていた中学生たちですが、一度授業をやったら私のひととなりを感じ取ってくれたのか、だいぶ打ち解けてくれるようになりました。
そうやってまた話をすると、こうだったのか、そうだったのか、がまた出てきます。
自分を完璧に理解するのも難しいのに、他人を理解しきることができるはずがないのだなと、漠然とした納得をしました。
人間はそれでいいんだなと思ってもいます。
人と人とがぶつかって、そのまま寄り添うもよし、弾きあうも一興、弾かれた先でまた違う人とぶつかって、そこに居場所を見つけたり、もう少し転がっていったり、人と人との関係とはビー玉遊びみたいだなぁと思うのです。
ただしそのビー玉はまんまるではなくて、へこみがあったり、でっぱりがあったり、中の色が違ったり、ガラスの色が違ったりするのです。
私と合わない人もいるでしょう。私が合わない人もいるでしょう。でも、誰かとぶつからないことには、新しい場所に転がっていくことができないと思うのです。
誰かとぶつかったときにできたへこみが、誰かのでっぱりとぴたりと合うこともあると思うのです。
だから私は、私自身を、生涯かけて全力で応援しようと思います。
私の一番の味方は、ほかに誰を置いても、私自身なのだから。