千葉はこれからです。明日大学行けるのか?通学時間ジャストで直撃とか、電車止まるだろうフラグ立ちまくりだけど。明日1限からだよどうしてくれる。
とりあえず、今日はいつも通り帰ってこられてよかったです。嵐の前のしずけさ。虫が鳴いているくらいの。
無事に月に一度の諏訪部様生ラジオ拝聴できましたぜいえー。今回無駄に下ネタ多かっt(黙る
ポルグラの御両人の名前が出てびっくりでした。すげぇなぁ。そのあたりは明日友人に報告です。
◆ティアスとラインのSSを格納します。
ライン視点です。ラインの前だとものすごく素直なティアス。
まだ書き慣れないなぁ……。真子斗とも絡ませたいのだけれど。
絵をつけたかったがタイムアップ!
++―――++
調べものの為に開いていた本を閉じ、ふぅ、と息をついたラインの耳に、書庫の戸を開けた音が届いた。
「お、ラインいた!」
久々に聞く少年の声に、ラインはソファに背中から沈んだまま片手をあげた。
「ティアス。久しぶり」
「久しぶり!」
ティアシーク=リアディは何やら上機嫌で、わざわざラインの横に座った。
「どうしたんだ、妙にご機嫌じゃないか」
「当然だって!」
ティアスはその父親譲りの夕陽の瞳をきらきらと輝かせた。
「今日から親父留守なんだぜ!」
―――けれどその口から出てくるのは、父親を拒絶する台詞である。
毎度のことながら、ラインは若干の苦笑を禁じ得ない。
「あぁ……ミティリル王と会談とか言ってたな。そうか、今日からか」
「そう! だからオレがラインを占領できるんだ!」
……なんというか。
ティアスはラインを狂信している節がある。
ユフィの関心が良くも悪くも自分に傾き、そのせいで息子がないがしろになりがちであることは、ラインも理解しているので直すようには言っているのだが。ティアスの方は、まぁある程度は年齢的な精神状態があるのだろうが、父親への反感が異常な程大きく―――逆に、その父親が一目置いている(と勝手に思いこんでいるらしい)ラインに、ものすごい勢いでなついているのだ。
実際、ユフィのように公務の妨害はしないから邪魔ではないし、慕ってくれるのは無条件で嬉しいので、ラインも暇を見つけては会いに行き、来てくれる時はできるだけ相手をするようにしている。小さい頃から知っているから、弟のようなのだ。
「……占領……されては困るけれど。そうだな、たまにはお前の気の済むまで付き合おうか」
「マジで!? やった!」
じゃあいつもみたいに手合わせ頼むよ、とティアスは立ち上がる。
向かうのは地下の訓練場。
「ていうかさー。聞いてくれよライン」
「うん?」
「親父ったらなんであんなに口悪いんだろうなー。この前ちょっと手合わせすることになってさ、いやオレもまだまだだってのはわかってるんだぜ? でもさ……ラインに師事してるには弱いなって言われて……さ」
しゅん、とうなだれて自然と足を止めたティアスに合わせ、ラインは黙って紡がれる言葉を聞いた。
「……これでも強くなってきてるつもりではいるし……そりゃあラインとか親父とかに比べたらさ、オレなんて足元にも及ばないのはわかってるけど……。……って、あ、そうか。この話ライン相手だと失礼じゃんか。ごめん忘れてくれ」
顔を上げようとしたティアスの頭に、ぽん、と手を乗せる。
「構わないよ。それで? お前はどう思ったんだ」
少年の夕陽がまっすぐラインを映す。ゆっくりと眉根が寄って、顔が俯けられる。
「―――。……悔し、かった」
少年には見つからないくらいわずかに、ラインは口許を緩ませた。
今日彼はこれが言いたくて、会いに来たのだ。きっと。
「強くなりたいと思った。バカにされないくらいに」
ラインはティアスの髪を指で梳くようにしてなでてやる。ユフィがやると抵抗するのに、自分だと静かなものだ。それがまた笑いを誘う。
「なれるよ」
なれる。悔しさを知ったなら、届かない歯がゆさを思い知ったなら、それだけまだ、強くなれる。
自分がそうだったから、よくわかる。
「さて。じゃあひとつ、手合わせ願おうか?」
「お願いします、師匠!」
「だから、師匠はやめろ」
顔を輝かせた少年がふざけていることなど承知の上で、とラインは頭を小突いてやった。