ネタもらったけどSSじゃなくてスキットになってしまいました……
日常小話は書いててほのぼのします。ネタ提供ありがとうございました!
日常小話は書いててほのぼのします。ネタ提供ありがとうございました!
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「ラインさん!クッキー焼くよ!」
「…………、はい?」
「クッキー食べたい!だから作るよ!」
「買ってくれば早いでしょうに」
「あたしはバターたっぷりのさっくりクッキーが食べたいの!なかなか理想のクッキー売ってないの!かれこれ一週間探してるの!」
「それは……マコトさんにしては我慢しましたね」
「でしょ!?手伝ってくれるよね」
「まぁ……今ちょうど暇ですし……私で役に立つかわかりませんが」
「クッキー焼くの初めて?」
「はい。見てたことはありますけど」
「そっかー!じゃあ今日覚えるといいよ!覚えてあたしにクッキー焼いてくれればいいんじゃないかな!」
「そうで……うん?」
「絞り出しのと型抜きのと、両方作ろうね」
「……作り方って二種類あるんですか」
「そうだよ。絞り出しの方は粉少なめでやわらかめの生地にしとくの」
「へぇ……」
「市松模様のもいいなぁ。じゃあラインさん、こっちの生地棒みたいにして、四角くしといて」
「……その説明だと完成図が見えてこないんですけど」
「あーえっと……あ、これこれ、写真。4本作ってこう……」
「ああ、合わせて。成程。任されました」
「……おお!器用ですねマコトさん、その捩れてる形の市販のもので見たことあります」
「へへ、うまいでしょー。ラインさんも絞り出しやってみる?」
「是非!…………む、なかなかに難しい……」
「最後ちょっと押し付けるようにするとうまく切れるよ。……あ、そうそう、そんな感じ」
「うーん……コツを掴むまでが難しいですね……マコトさんパス」
「はいはい。じゃあラインさん型抜き係ね」
「これでこの生地を抜いていけばいいんですね」
「そう。……でもただの型抜きじゃつまんないよなぁ……あ、そうだ飴があった」
「飴?クッキーに?」
「一回り小さい型が……これこれ、これで大きい型で抜いたのを更に抜いて穴開けて、」
「はい」
「ここに砕いた飴を入れとくとね、焼いた時に溶けてガラスみたいになるの」
「おお、それはおもしろそうな」
「あとは、板チョコもあったからそれ湯煎して、焼きあがったクッキー2枚使ってチョコサンドにしてもいいね」
「では、それ用のクッキーも作っておきますね」
「お願いします!」
「よし!これで全部焼きあがり!」
「チョコも固まってきましたよ」
「サンドしたのもおいしそうだけど上にかけたのも成功だったね」
「私はこの飴のクッキーが気に入りました。グラデーションがとても綺麗です」
「でしょ!いっぱいできて嬉しいなぁ、早速焼きたてを食べるべし!紅茶いれよ」
「……作り方次第で本当にいろいろなクッキーが作れるんですね」
「楽しかった?」
「はい、とても」
「それならよかった!よし、食べよう」
「……なんだかもったいないですね」
「……気持ちはわかるけど……また作ればいいじゃない。また作ろう?」
「ふふ、そうですね。是非。では、いただきます」
「いただきます!」
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