明日はゼミです。
この一週間でやることがいろいろと被ってて若干焦ってます。
……といっても、半分趣味ですが。趣味でバイトしたいと画策中な架ですどうも。公表できるようになったら……したい。できるようになることを祈りたい。
◆ついったで持ち上がった、酒を飲ませちゃいけない組の話。
盤ゲームネタについては、センちゃんが書いてくれると期待してる、よ(あれ?
この一週間でやることがいろいろと被ってて若干焦ってます。
……といっても、半分趣味ですが。趣味でバイトしたいと画策中な架ですどうも。公表できるようになったら……したい。できるようになることを祈りたい。
◆ついったで持ち上がった、酒を飲ませちゃいけない組の話。
盤ゲームネタについては、センちゃんが書いてくれると期待してる、よ(あれ?
+ + +
チェス盤の上は硬直している。
盤を睨む二人の男も凍ったように動かない。
それもこれも、今回の賭けが賭けだからである。
負けた方は―――酒を一気飲み。
もちかけた鳥も受けたラインも、酒が飲めない。撤回、飲むという行為自体に支障はないが、その後の処理がどうしようもないので自重しているのだ。
それでもゲームを始めてしまった理由は唯一つ、
―――意地。
故に、負けられない。
「―――……、何やってんだ……まったく」
ユフィの声にも反応はない。二人の脳内では現在、めまぐるしい速度で計算が行われているのだろう。それはもう、ユフィでは足元にも及ばないような、膨大で複雑な計算が。
ユフィは大きく溜息をついた。
「…………あのさ。とりあえず酒はやめてくれないか」
膝の上で頬杖をつく鳥と、腕を組んだままのライン。表情にも視線にも、全く変化がない。
再度深く深く溜息をついて、ユフィは続ける。
「別に俺は、お前達が何を賭けてどんなゲームしても構わないけど。酒だけはやめろよ。俺以外にも迷惑かかるだろ。で、お前らもそれを承知してるだろ」
「男には逃げちゃいけない戦いがあるんだよ、王様」
「だからちょっと黙っててもらえますかユフィさん」
視線もくれずに一蹴された。こういう時だけ息がぴったりである。
三度目の溜息のあとに、ユフィは舌打ちをして、決断した。
チェス盤に手をかけて―――ひっくりかえす。
「「ッ!?」」
それを挟んで硬直していた男達の目の色が変わった。
「ユフィさん!!」「王様!!」
ぐわりとものすごい剣幕で睨まれても、ユフィは怒鳴り返す気にはなれなかった。むしろ呆れるばかりである。
「逃げちゃ駄目なら勝負はなしだ。賭けるならなんか他のものにしろよ」
脱力したようにうなだれる鳥とソファに体重を預けるライン。
それに四度目の溜息をついて、ユフィは心の中で突っ込む。
酒が絡んだら、お前ら二人の中で話が完結しないから厄介なんだって。
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