触発

　泣かないと決めた。
　この子を守る為には、涙などという弱さはいらないから。
　泣けないこの子にそれを見せることなかれ、この子が無理に笑っているのに、俺が溺れてしまってどうする。
　ああ、けれど、どうしよう。
　思えば想う程、胸の疼きが酷くなる―――

　―――今だけは、赦してくれ。

　　　＋＋―――＋＋

　きょうさんこと棺狂十郎様が、めっちゃ素敵なユフィを描いてくださった！！（歓喜
　台詞がなんともユフィらしい切ない感じだったので、こりゃあ負けちゃいられねぇということで（どんな対抗意識だ）、シリアスなユフィ。ラフだけど。
　本編は基本こんなテンションで進んでおります。（暗
　うん……改めて考察してみると、ユフィって重いですね。
　ルフィスも、フェイドも、ラインも、なんだかんだといって「逃げ道」を探し当ててしまっているので。それが終焉だとか崩壊だとか、歪んだものだとしても。……撤回。ルフィスは自分でその時の最善を見つけてた。
　それを全部目の当たりにして、だけど自分の力ではどうにもできないことを見せつけられて、後悔と無力感、当事者になれない苦しさに苛まれつつも、自分の役目を全うしてる。
　……ああ、重いぞ……。うちのキャラでは、ユフィが一番精神的に強いのかも知れません。これだけ背負っても壊れない。
　壊れてはいけない。俺が壊れたら―――誰がこの子を守るんだ。

　…………こんなにラインに愛情かたむけてて、息子が可哀想だな……。（←