「ラインさん、今日は七夕だよ」
「あぁ、あの飾りは今日の為のものでしたか」
「そうそう。しかも満月だね。うーん……ちょっと月が明るすぎて星が見えないなぁ」
「……、なにか不都合でも?」
「織姫と彦星、会えないじゃない。……あぁそっか、ラインさん七夕伝説知らないか」
「伝説なのですか」
「うん、天の川の両岸にいてね、一年に一度しか会えない恋人なの。今日だけ会えるんだけど、雨が降ったら川が氾濫して会えないんだって。今年は大丈夫だね」
「……切なくて愛おしい恋人の物語ですね」
「ラインさんが言うと綺麗だねぇ」
「おや。そうですか?」
「うん。……ラインさんとは、離ればなれになりたくないな……」
「それは……私も、です」
「短冊に書いておこうね」
「ふふ……祈らずとも、叶いますよ」
……最後かゆいな……(←
そして設定的には祈っておいた方がいいよ。主にラインが原因で!
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